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Re:逆起電力

 投稿者:かつ  投稿日:2017年 6月19日(月)23時05分47秒
  通報 編集済
  酔った勢いで、何やら乱暴な物言いになったようです。それに、判ってる人にしか判らないような、自分で
言っておいて Silent majority を無視した話をしてしまいました。m(*- -*)m スイマセーン

面倒くさがらずに図を書いて、分かり易い話をしたいと思います。

ヒステリシスループというのは、磁気現象を理解する為の強力なツールです。これを用いて説明します。

大きな変形した平行四辺形みたいなのが、ある特定のコアにおける、最大の磁束の変化です。だからこれを
超えることはありません。
B は磁束密度で、H は磁界、μは透磁率です。コアに巻いたコイルに電流を流すと、この中で移動します。
コアにギャップを入れると、傾きが変化します。それで何が起こるかと言えば、より沢山コイルを巻いても、
同じ電流で飽和しないという事です。
沢山巻くほど、より低い周波数でより大きな振幅を許容するからです。

シングルトランスに於いて DCバイアスを与えると、磁気的な動作の中心は中心から紫で示した A点に移動
します。逆に言えば、PP やクラーフ結合では中心が原点です。
小さな相似形の変形平行四辺形は、実際に信号を与えた時に、トランスであれば二次側に伝搬する軌跡です。
因みに、この平行四辺形の中が、ヒステリシス損と言われる損失になります。

DCが重畳されているシングルでは、A の点は理想的には全く動きません。ここが重要です。
この A点を中心にした、小さなループが電力伝送だと言う話をしましたが、A点が動かないという事は、即ち、
電力の伝送には寄与していない、という事です。
と言うか、ループの中心が動かないから直流動作点であるのです。

PPやクラーフ結合でどうなるか、と言うと、図のように原点を中心にした小さなループを描きます。勿論、
原点は動きません。上の場合とまったく同じです。
(実際には、電源のインピーダンスは有限だし、歪みにより正弦波の上下が非対称になるので、どちらの
場合も僅かに動きますが、それは別の問題です)

つまり、クラーフ結合だろうが、トランスとしては全く同じ動作をしています。
もしもバイアスで与えた電力を供給して過渡的に変化するのであれば A点は動くハズですから、このような
ループにはなりません。
つまり、原点を中心にしたループと相似形である、というのが DCバイアスによる電力供給が無い事の何より
の証明になっています。
 
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