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LCフィルタのスタディ

 投稿者:ぺるけ  投稿日:2017年 8月18日(金)09時53分9秒
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  LとCの基本的性質を踏まえた基礎的、教科書的な理解が大切ですが、それだけでは足りません。

インダクタはある周波数(自己共振周波数)より上ではインダクタではなくなります。同様にコンデンサもある周波数から上ではコンデンサではなくなります。個々の部品がどうであるかは部品メーカーが提供している技術ドキュメントで見つけることができます。

しかし、それでは不十分で、実装したらどうなるかという問題があります。配線ケーブルや部品から出ているリード線自体がインダクタンスとキャパシタンスを持ち、これが高周波領域で影響します。組んだ回路が設計どおりに動作しないのはこれが原因です。

AKI.DACと組み合わせた時の歪みの増加は、PCM2704の技術ドキュメントから推察し、実験回路を組んで測定してようやくわかったことなのでどこにも書いてありません。
トランスと組み合わせて使った時、インダクタが持つ直流抵抗がどのように影響を及ぼすかはやってみてわかったことで、これもどこかに書いてあったわけではありません。

回路の理論と、部品の現実と、実装の現実と、自分でいろいろ考え実験する、これらが合わさってやっとなんとなく全体が見えるわけです。
というわけで、これを読めばわかるという文献はありません。
しかし、ものづくりは常にこういうことだと思います。
 
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