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拙著の13章には以下のように書いておきました。
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■音の変化
時々「多量の負帰還をかけると(かけたので)、音が平板になる(なった)。」といった表現に出会います。逆に「音に躍動感を与えたかったので、帰還量を減らした(無帰還にした)。」などとも言われることがあります。ほんとうのところはどうなのでしょうか。
私見を述べさせていただくと、無帰還時の周波数特性が優秀かつ安定度の良いアンプでは、無帰還であっても負帰還がかかっていても「どちらであるかはわからない」ということです。負帰還をかけたから、決まったある種の音になるということはありません。
負帰還、すなわちフィードバックのメカニズムは、我々人間の体をはじめとして自然界から人工の世界まで至るところで重要な役割を果たしています。我々が転ばないで歩けるのも、ご飯がおいしく炊けるのも、すべてフィードバックのメカニズムのおかげです。
時々、負帰還を目の敵にするような記述に出会いますが、負帰還は怪しげな魔法ではありませんから、どうか今一度負帰還のメカニズムに関心を持って目を向けてみてはいかがでしょうか。
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負帰還をかけて音がレベルダウンした場合は、その負帰還は役立たずだったということです。
元の回路の設計内容が負帰還に適さなかったのか、負帰還のかけかたがまずいのか、いろいろ考える価値があるので反省会や勉強会などを開くのがいいでしょう。
原因を見つけようとするか、負帰還はそういうもんだと結論づけるか、どっちに進むかによってこれから先の自作オーディオ人生が決まると思います。
ただ、ものの考え方は人それぞれですので野暮なことを言うつもりはないです。
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