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こういう場合は、部品は正常、回路も一応正常だと思って、得られた電圧をあてはめて推理します。そうすると、正しいところと矛盾するところが発見されます。以下に、正しいところを述べます。
>B+側の51Ωの抵抗の両端電圧:7.38V
>エミッタ電圧 2SC3421:4.63V 2SA1358:1.75V
まず気になるのはこれです。51Ωはむちゃくちゃ熱くないですか。
7.38V÷51Ω=145mA
(4.63V-1.75V)÷(10Ω×2)=144mA
ということは、出力段に144mAが流れており、アンプ部に流れている電流(145mA)のほとんどがその電流であるということです。
2SA1358のエミッタ電圧1.75Vですから、たぶんベース電圧は1V〜1.1Vくらい。
そこの1.5kΩには0.7mAくらい流れているわけで、この電流はほとんどすべて2SA1358のベース電流でしょう。
2SA1358のhFE=200とすると、0.7mA×200=140mAとなってこれもつじつまが合います。
出力段の部品も配線も正常とみていいでしょう。
となると、2SA1015/2SC1815の回路がオープンになっている可能性が大です。
こいつが作動していれば出力段に140mA超の大電流が流れることはないですから。
↑の説明はこのページの、
http://www2.famille.ne.jp/~teddy/pre/pre11.htm
<実例による解析>の章を読むと大体しくみがわかると思います。
トランジスタが破壊したかどうかですが、破壊にはオープン・モードとショート・モードとがあります。回路に実装したままで容易に確認できるのはショート・モード破壊です。
トランジスタの3本足のうち2本ずつ、テスターのΩレンジを当ててみてください。100Ω以下の値が観測されたら、そのトランジスタはまずアウトです。
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