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トランジスタhFE偏差の影響

 投稿者:flip-flop  投稿日:2019年 8月 2日(金)18時43分46秒
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  差動2段ヘッドホン・アンプの場合、トランジスタhFE偏差の影響は以下のように計算できます。

1、初段 2SA1015GR-pair

同電流でのVbe偏差:hFEが2倍違うと約18mVのVbe差が発生
Ibによる56kΩ電圧降下の差:hFEが200と400ではIc=0.5mAなので56k*(500/200-500/400)=70mVの差が発生

両者は加算されるのでGRランクの最大偏差時は88mVであり、エミッタ抵抗100ΩVRでの可変範囲±50mVを超える。
完全無選別はゼロ調が取れない恐れがあるが、250と350の組合せ程度なら全く問題ない。

2、2段目 2SC1815GR-pair

同じように計算して、Vbe偏差=±18mV、3.3kΩ電圧差=3.3k*(6000/200-6000/400)=±50mV、加算値で68mV
初段電流バランスを崩して補正するには68mV/(3.3k+3.3k)=10μAの電流変化、これは初段gm=5mSに対し2mV必要。
つまり100ΩVRでの可変範囲±50mVで十分対抗可能。→2SC1815GRは無選別でOK

3、出力段 TTA008B/TTC015B

A級動作範囲(±100mA)なら2倍以上違っても全く問題ない。
それを超えてB級動作に入るとhFE差が2次歪の原因となる。
 →hFEの大きな物を出力段に使い、hFEの小さな物はGND電圧用バッファに使えばよい。
 
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